私たちは、論理的に判断できていると勘違いしやすい。
正しく考えれば、正しい選択ができるはずだと。
けれど実際には、ちゃんと考えたはずなのに
決めきれない瞬間や、モヤモヤと迷いが後に残ることもあります。
あなたの判断は、いつも納得した結果になっていますか?
重要な場面では個人的な感情を排除して、
冷静に判断することが正しいと考えがちです。
特に仕事においては、感情に左右されることは
未熟な人間であるかのように扱われることもあります。
「感情を排除し、事実に基づいて論理的に判断するべきだ」という、強いメッセージを目にすることもあります。
しかし本当に、感情を排除して判断することができるのでしょうか?
何かを「いい」と感じること。どこかに違和感を覚えること。
そのような感覚が全くなければ、
私たちはそもそも選択肢を見つけることすらできないのかもしれません。
人は、感情がなければ判断すらできないとも言われています。
判断とは、情報を整理することではなく、「どちらを選ぶかを決めること」です。
そしてその最終的な選択は、論理だけでは完結しません。
なぜなら、論理は「説明」はできても、「決めること」はしてくれないからです。
私たちは最後の一歩を、必ずどこかの感覚に委ねています。その感覚こそが、感情です。
日常生活に目を向けると、理屈では説明できない選択をしていることも多いです。
例えば、損をするのは理解しているけど、やってみたい。
もう必要はないのに、なぜか集めてしまう。
なぜか、惹かれてしまう選択肢がある。
そうした瞬間は、感情が大きく判断に関わっている証拠です。
それにもかかわらず、
私たちはそれを「曖昧なもの」として扱い、切り捨ててしまうことがあります。
感情は不確かなものではなく、
これまでの経験や価値観が凝縮された“反応”でもあります。
重要なファクターである感情を切り捨てることで、判断を間違えてしまうことだってあります。
実は感情を排除しようとするほど、判断はどこかで止まります。
逆に、感情をそのまま信じすぎても、どんどん視野は狭くなり最適な答えが見えなくなります。
必要なのは、感情に寄ることではなく、
「感情が動いていることに気づくこと」なのかもしれません。
正しく考えることと。納得して決めること。
このふたつは少し違います。
あなたは、何で判断をしていますか?